人間音痴

主に二次創作で同人活動をしている男です。時折自分の考えをまとめるのに使用しています。

遅くなりましたが、3/31「二人きりのCAFE TIME2」「ますます満たされ恋一直線」お疲れ様でした。

今回、同じジャンルではあるもののかなり異なる二種のカプで本を出しました。一冊は万紬、もう一冊は綴真です。

 

万紬は今回、Web企画で参加した作品の再録をさせてもらいました。というのも、本当は全く新しいお話を書いていたのですが、私情により締め切りまでに間に合わないと判断……しかし何かしら新しいものをスペースに置いておきたい、と思い、じゃあどうせならいつか本にしたいと思ってたWeb企画の作品を再録にしようと考えました。

そもそもWeb企画自体が今年の二月いっぱいの掲載だったので、企画終了から一ヶ月足らずで本にするのもどうなんだ……しかも今回あまりにも時間がなくて、書き下ろしなどもつけられず、一旦は無料で読めたものをわざわざお金を出してまで手に取りたいものだろうか……と不安に思っておりました。

 

綴真は今回初めて本を作りました。元々、綴真はやや人口が少なめ(万紬に比べたらという話ですけど)なので、pixivかなにかにあげようかなと思ってたのですが、万紬オンリーの日に真澄オンリーが同時開催されるということで、これは本にせねば! と思い、本にすることにしました。

こちらは、そもそも綴真で活動ができていなかったので、カプ界隈にどれだけ人口(=読み手)がいるのかも分からなかったし、綴真でお友達どころか交流も一切ありません。今回は先に万紬のほうでスペースを取っていたので、もちろん真澄オンリーのほうにはスペースがありませんので、綴真好きさんがこちらのスペースを通りがかってくれる可能性も少なく、本を作ったところで手に取ってくれる人がいるのか……と不安でした。

 

とまぁ、二冊ともいろいろ懸念をしながらイベントを迎えたのですが、当日は予想よりもたくさんの方(当社比)に手に取っていただけました!本当にありがとうございました。

 

万紬のほうはマジで書き下ろしも何もない再録なのに、それでも手に取ってくれる人がいるんだなぁととても嬉しくなりました。普段あまりWebに作品をあげないんですけど、おそらくこの企画で自分を知ってくれた人もいるだろうし、またWeb企画は見れなかったけど、今回の本で初めて読んでくれた人もいると思うし、自分の作品がいろんな形で誰かに読んでもらえるのは嬉しいことだなと思いました。(企画をしてくれたsinoさん、ありがとうございました!)

Web企画は、万紬の小説書きさんたちが集まり、作者名を非公開にしてWebで公開するという企画だったので、もちろんTwitterで「企画の原稿してる」などとは言えず、これはこれでしんどい(笑)原稿の思い出です。

 

綴真のほうは、わざわざこっちのスペースまで足を運んでくれる人がいたことが、本当にありがたかったです。綴真は、僕がA3を始めて一番最初に「このカプやろ!!!!!」と思ったカプだったんですけど、真澄くんがあまりに監督好きなので自然と自分の中に封印してたんですよね……けど今年思い立ってPixivで検索したら、「いる!同士いる!こりゃもう本作るしかねぇな!」という感じで、初めて本を作りました。

最近、赤ブーでは一般参加のコスが禁止のことが多かったので、今回はレイヤーさんがスペースに来てくれてめちゃ楽しかったです。今回は一成くんと真澄くんが来てくれた……いや、真澄くんに綴真エロ小説を売るのってどうなんみたいな……背徳感がありましたけど……笑

とりあえず、綴真の民には「俺ここにいるよ!」とアピールしないといけないと思い、イベントの二週間前にpixivにサンプルをあげて、「真澄オンリーにいないよ!万紬スペースだよ!」とアピールしておいたのが幸いだったのかもしれません。本当、早めに原稿を進めてサンプルをあげるの大事だなって思いました(スパコミの原稿を見ながら)

 

「たくさん手に取っていただき~」とか言いましたけど、僕の普段の頒布数は「印刷所に最低部数で頼んだ時に付いてくる余部が捌けるか捌けないか」っていう、要するに片手で数えられるくらいしか捌けません。それが今回は両手で数えられるくらいになったってレベルです。それでもやっぱりたくさん時間を割いて作った本なので、少しでも多くの人が手に取ってくれたのは嬉しいです!

大手さんみたいに、支部のサンプルにブクマがたくさんついて宣伝のツイートが何百件もリツイートされてイベント中には「新刊完売しました!はわわ!」とツイート、同じ壁サークルの仲間と焼肉アフターした写真をあげる……みたいなのももちろん憧れるんですけど、それはそれでプレッシャーになりそうですし、自分は身の丈にあった活動をしていこうと思います。その中で、出会える人たちを大切にしていきたいと思います。(感動的なBGM)

 

あと、既刊が三種類完売しました!ありがとうございます!これも印刷所の最低印刷部数が、一年かけてやっと無くなった、というレベルの話なんですけれども、過去に書いたものをいまだに誰かが欲してくれるのは有難いことだなぁと思います。

新刊が売り切れなくても、それはそれで「欲しいと思ってくれた人全員の手に届いている」ということで良かったんですけど、やっぱり完売というのは嬉しいですね。去年、あまりにも捌けなかった前ジャンルの在庫、頼んだ印刷部数をほぼそのまま燃えるゴミの日に出してメンタルがやられてたので……(闇)

過去に書いた話は恥ずかしくて全く読み返せないので、自分の中では新刊として頒布したそのときで時は止まってるのですが、既刊として求めていただけると、再び既刊にも息が吹き込まれるようで嬉しいです。

既刊が完売した後にお求めくださった方もいて、お渡しできずに申し訳ない気持ちと同時に「まだ求めてくださる人がいるんだなぁ」と密かに喜んでおります。僕の夢は今までの再録集を出して表紙は箔押しして「神絵師に表紙描いてもらいました(ハート)」と宣伝することなので、完売した既刊もまたいつか日の目を見る日が来るといいなと思ってます。

 

この度はスペースに足を運んでくださり、また新刊や既刊を手に取ってくださりありがとうございました!